■２作連続でダークな演技を好演
「路線変更した結果、なんと主人公の或人が悪堕ちしてアークワンになってしまったんです。理由は、１話からずっと支えてくれていた秘書型ヒューマギアのイズ（鶴嶋乃愛）が別の敵に“殺害”されてしまったから。もともとドスの利いた声に定評があったことに加え、深い悲しみと憎悪に取り付かれてしまった或人の絶妙な表情のダークな演技は、多くの視聴者の度肝を抜きました」
また、『ゼロワン』放送後の２０年１０～１２月に田中圭主演の『先生を消す方程式。』（テレビ朝日系）で高橋は「表向きは優等生だが実は不良グループのリーダー」という役を演じた。ヘマをした相手に平然と平手うちをしたり、
「あっ、消しちゃおっか？ 殺しちゃえばいいんじゃない？ 誰にも気づけれずにさ、え面白くない？ 俺たちならできるよ！」「ねっ、義経（田中圭）を消す方程式たーてーよっ？」
と、教師殺害計画を立てる演技のあまりの迫力に、多くの視聴者は戦慄した。
「ちなみに、この作品で高橋さんら不良に義経（田中）の殺害をそそのかしている悪役の教師を演じたのは、１１年に高橋のように特撮作品『海賊戦隊ゴーカイジャー』でデビューした山田裕貴さん（３１）です。最近では『ＭＩＵ４０４』（ＴＢＳ系）で飄々とした関西弁で麻薬を売りさばいたり、用済みになった男をドローン爆弾で殺したりとんでもない悪役を演じた菅田将暉さん（２９）もそうですが、高橋にもぜひダークなヤンキー役をやってほしいですね」
高橋演じるヤンキーがバットを持って暴れる姿が、いまから楽しみだー－。
