■コロナ禍でより感じるポジティブさ

 現在の芸能界は、対策を徹底しつつも新型コロナウイルスと隣り合わせだが、それだけに三浦のポジティブさは頼もしい。

『ドライブ・マイ・カー』の撮影中のコロナ禍について21年8月16日に『シネマプラス』で運転手役ながらオーディションの時点では運転免許を持っていなかったことを説明し、こう明かしていた。

《車の運転シーンは2020年4月に撮影する予定だったんですが、コロナの影響もあって11月に延期になったんです。そのおかげもあって、かなり練習する時間が取れました。

 もちろん予定通り4月に撮れたら、その時期にしか撮れない何かがあったのかもしれない。そういった意味では、一概に延期されて良かったとは言い切れないんですけど。

 でも、そういうちょっとしたハプニングが、この映画にとってはすごく良い方向に動いたんじゃないかって私には思えるんです。不思議なんですけどね。実際に映画の中でも、東京から広島へ移る間には、ある程度の時間経過がある描写なので。》

 と話している。このポジティブさは、多くの現場で重宝されることだろう。

『鎌倉殿の13人』について「本格的な時代劇も初めてで不慣れなことばかりでしたが、徐々に制約を楽しむ感覚というか、それがあるがゆえに生まれる感情もあるんだと発見できました。とても良い経験になりました」と話す三浦。

 改めて、『鎌倉殿の13人』での活躍に期待したい!

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