■加賀は内田の「お母さん」

 そして、「昔劇団に入ったり基礎を勉強して自分にも足りないと思う事があって色々お勉強したのね」「だからあなたもそういう時間を持ったら?」

 というアドバイスをもらい、

「それからずっと……間はちょっと空いたりもするんですけど今も本当に色んな事を話ができる方で」

 と、現在も心の支えとなってくれていることを明かした。

「まりこさんは“人としてまず色んな準備をしなさい”と。“このまま私が若くなるわけではないからきちんと年齢を重ねた女性として自分が与えられた役のお勉強をしなさい”と。

 で“準備をたくさんして現場に行ってその空気を感じて演じなさい”と。

 しかも江戸っ子できっぷもいいのでさりげなく…言葉も多くないんですがそういう事を教えてくださるんですね。で私がドラマでちょっとこう自分も悩んでこれはちょっと違う芝居だったかなっていう時、的確にそれをズキュンとくる言葉で……」

と、しみじみと語っていた。

「18年の『あさイチ』(NHK)では、内田さんが女優復帰する際にもそばで見守っていたことを明かしているほか、自分のことを“お母さん”と話していました。内田は90年代には『カルピスウォーター』のCMや『時をかける少女』(フジテレビ系)などで活躍して多忙を極めていただけに、ありがたかったでしょうね」(前出の専門誌記者)

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