■津田寛治は「続けていく意義を感じられない」

『特捜9』は2006年から2017年まで放送されていた『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)で、主演を務めていた渡瀬恒彦さん(享年72)が2017年3月に逝去したため、『9係』に出演していた井ノ原が引き継ぐ形でシリーズスタート。

 ところが、2019年放送のシーズン2より、番組の若返りを図るために『9係』時代から作品に関わっていたベテランの監督やプロデューサーが外されてしまったと、2020年4月の『週刊女性』では伝えていた。

 さらに、シーズン3終了後には『9係』時代から唯一残っていたプロデューサーのA氏も現場から外れることになったという。

「ベテランスタッフを外すという人事に強く反対していたのが、津田さんだったといいます。津田さんは信頼しているスタッフが次々と現場を去り、“ドラマを続けていく意義を感じられない”と、シーズン3での降板を決めていたようです。

 そんな津田さんを慰留していたのがA氏だったんですが、そのA氏が昨年2月に急逝してしまったんです……。津田さんはA氏のためにもシーズン4に出演することになったともささやかれています」(前出の女性誌ライター)

 シーズン5でも津田が続投するようだが、主要キャストに名前を連ねてはいない。

「ドラマを降板したい津田さんと制作サイドのギリギリの落としどころが今回の配役だったのではないでしょうか。津田さん演じる村瀬は幹部側に回り、シーズン5ではストーリーにあまり絡んでこないのではないでしょうか。下手したらまったく出てこない可能性すらある。

 そのため、渡瀬さん時代からのドラマファンは村瀬のフェイドアウトに悲しんでいるんでしょうね。渡瀬さんがいたらこんなことにはなっていなかったはずです。ネットにも渡瀬さん演じる“係長がいれば……”という声があるぐらいですからね」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4