■『必殺仕事人』は完全なる“ジャニーズドラマ”に
新加入の向井は、津田演じる村瀬が副所長を務める「捜査支援分析センター（ＳＳＢＣ）」の所属となる。そのため、津田と向井の絡みにも期待できそうだが――。
「井ノ原さんが悪いわけではないですが、“ジャニーズ枠”で向井さんが新メンバーになったことにも批判が上がっていますよね。やはり露骨な事務所パワーを感じてしまうんでしょう。
東山紀之さん（５５）主演の『必殺仕事人』（テレビ朝日系）は、ＴＯＫＩＯの松岡昌宏さん（４５）、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの知念侑李さん（２８）、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの岸優太さん（２６）、なにわ男子の西畑大吾さん（２５）が出演していて、もはや“ジャニーズドラマ”ですからね。『特捜９』もそうなるんじゃないかと危惧するファンもいるのではないでしょうか」（ワイドショー関係者）
『特捜９』の公式サイトのメインビジュアルは、井ノ原を中心に右に羽田、左に向井が立ち、向井が新シーズンで重要な役割を務めることをうかがわせるものになっている。
「ジャニーズに興味がない人はなかなか食指が動かないかもしれませんよね。ただ、Ｓｎｏｗ Ｍａｎには若いファンばかりではなく、年齢層の高いファンも多い。“ジャニーズアイドルには興味ないけどＳｎｏｗ Ｍａｎは好き”という人も少なくありません。筋肉隆々でダンスパフォーマンスが素晴らしい彼らは、韓流好きの女性の気持ちもつかんでいますからね。そういった意味ではテレ朝の刑事ドラマとの相性は悪くないんです。
昨年１１月にデビューして勢いに乗るなにわ男子、“ポスト嵐”として事務所の期待を背負うＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅのメンバーではなく、向井さんを起用したことには懐疑的な声もありますが、テレ朝としては冷静に数字を取りに行くキャスティングだったのではないでしょうか」（前同）
向井は、２０１９年５月に放送された元Ｖ６の岡田准一（４１）が務めたスペシャルドラマ『白い巨塔』（テレビ朝日系）にも出演するなど、Ｖ６メンバー、テレビ朝日との相性もよさそうだ。
「向井さんは日本人の父親とタイ人の母親を持ち、幼少期はタイでムエタイのジムに通っていたほどですから、刑事ドラマにつきもののアクションも問題ないでしょう。『特捜９』ファンを納得させるような村瀬との絡み、演技を期待したいですよね」（同）
津田に代わり、向井が『特捜９』をけん引する主要キャラクターになっていくのだろうか……。
