■TVerの普及でローカルの垣根は越えられる

 ここ最近はTVerをはじめとする動画配信サービスの普及もあり、全国でローカル局の番組を見ることもできるようになった。

 アンジャッシュ渡部建(49)が復帰を果たした千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』も3月7日よりTVerで配信されることが決定している。

「テレビ番組をリアルタイムで見られない場合はTVerで見る、といった人も増えてきていますからね。新しい地図の3人は大河ドラマや『ワルイコあつまれ』(NHK Eテレ)など、NHKには問題なく出演できています。2019年7月に公正取引委員会の調査が入ったこともあり、ジャニーズ事務所サイドが圧力をかけるということはもうありません。

 ただ、現実的に民放キー局のジャニーズサイドへの忖度はなかなか消えるものではない。そういった事情から、新しい地図サイドは、ローカル局の番組からのTVer、そしてNHKに攻勢をかけて存在感を出していく、という戦略なのでしょう。忖度が消えない以上、このやり方が現在のテレビ事情にもマッチしたやり方なのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

『スマスマ』枠でスタートする6年ぶりとなる主演ドラマは、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得し、脂が乗り切った役者・草なぎのキャリアを代表する作品になるのだろうか。大いに注目を集めることは間違いなさそうだ。

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