■香取慎吾主演ドラマにも強烈な“ジャニーズ忖度”が働き……

 香取がMCを務めた情報番組『SmaSTATION!!』は、3人がジャニーズ事務所から独立して以降も続いていたものの、2017年9月に最終回を迎えた。

 最終回の生放送で香取は「『SmaSTATION!!』が終了、ってのが新聞に載ったって話を聞いて、“えっ、終わっちゃうの?”って思ってたんですけど、8月12日にプロデューサーから“終わります”って聞いて。“あ、本当に終わるんですね”って。それからの6~7回、本当にあっという間でしたね。とっても残念ですよ」と目に涙を浮かべつつ語った。

「この香取さんの発言にジャニーズサイドは“えっ!?”となったといいます。さすがに16年続いた番組が終わるのを周囲が知らせていないわけがない。ジャニーズ事務所では、番組が終わるタイミングをしっかりと伝えていたといいます。にもかかわらず、香取さんが“新聞で知った”と発言したため、ジャニーズ事務所内では、“それはなしでしょ……”となったそうです。

 香取さんは解散騒動のときから事務所と大揉めになっていて、“ジャニーズ事務所憎し”となっていた。“新聞で知った”というのは香取さんなりの皮肉、ディスりだったのではないでしょうか。ただ、これをジャニーズサイドは“事務所への攻撃”だととらえたというわけです。

 事務所に残った、“ジャニーズのスター”木村さんとの遺恨、そしてこの“スマステ発言”が決定打となり、草なぎさんや稲垣さんとはもはやわだかまりはない中、香取さんだけは今だ“絶対NG”になっている、という話ですね」(前出の民放キー局関係者)

 2月9日の『文春オンライン』が、香取の主演ドラマの主題歌を巡って、レコード会社の役員がジャニーズ事務所に露骨な忖度をしていたと報じたことも記憶に新しい。

 2021年1月クール放送の香取主演のドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)の主題歌にはHYの楽曲が採用される予定だったものの、直前になってそれがひっくり返ったという。

 当時、HYの所属レーベルだったユニバーサルミュージックで邦楽を統括していた役員が、関係者に「ジャニーズと会社の関係性を考慮して、HYには辞退してもらうことになった」といった趣旨のメールを送付していたとされる。

「記事にもコメントが載っていますが、これもジャニーズ事務所は無関係で、圧力をかけたというようなことはいっさいありませんが、レコード会社の役員の強烈な忖度が働いたわけです。役員が強く忖度したのは香取さんのドラマだったから……と見る向きが強いですね」(前同)

 草なぎ&稲垣以上に、香取が民放主要キー局の番組に出演するハードルは高い!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4