テレビ東京が3月8日に編成説明会を開き、「テレ東の必殺技 アニメ グルメ ドラマ多メ」をテーマに、ドラマ枠を強化したことを発表した。従来8枠だったドラマ枠が9枠に増加し、しかも9枠中の8枠は深夜ドラマという思い切ったシフトに、驚きの声が上がっている。
「深夜ドラマは今でも数が多いんですけれど、さらに数を増やしまして、『テレ東といえば深夜ドラマ』と思っていただけるようなブランド力を、放送だけでなく、配信も含めてやっていく」
「他局ではファミリーコアとか若い世代を狙ってとか言ってますが、年齢と性別だけで人を区切るのはナンセンスだなと個人的には思ってます。テレ東コアというか、テレ東ファンの皆さんを大事にして頑張っていきたいと思います」
と、テレ東の大庭竹修編成部長は所信表明をしていた。
「視聴率のことを考えると、ゴールデン枠やいわゆる“昼ドラ”ではなく深夜枠を増やすというのは本当に思い切りましたね。これについても大庭編成部長がコメントしていました。いわゆる“ニッチ戦略”を重視しているのかな、とも思えます。
振り返ってみると、本格的にテレ東の深夜ドラマが注目され始めたきっかけの2012年放送の『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の時点でそうでした」(専門誌記者)