■ぼる塾は盤石で、3時のヒロインは境界?!その差とは…

 では、その他のコンビはどうなのだろうか。登別斜里氏が「生き残るはず」と太鼓判を押したのは……。

「強烈なキャラクターを操るコント師で、メンバーそれぞれの個性が光るハナコや、ネタの完成度が高く、お笑いファンから熱烈な支持を得ているかが屋は、今後も活躍を続けると思います。ハナコは、コント師の日本一を決める祭典『キングオブコント』の2018年大会で優勝もしていますし、かが屋も2019年には同大会で決勝に進出し、実力はひとつ抜けている。

 また、女性トリオのぼる塾は、バラエティ番組で活躍をしていますし、昨今のジェンダーレスの流れにも対応済み。“実は水着や大食いはNG”という方針を感じさせないほど、ネタや純粋な面白さで勝負しているので、人気は継続するはずです」(前出の○○氏)

 ハナコ、かが屋、ぼる塾の実力派3組が生き残る一方で、境界に立たされているのが、3時のヒロインと、ぺこぱだという。

3時のヒロインのツッコミ役である福田麻貴さん(33)もジェンダーレスの流れを汲んだ実力派の女性芸人ですが、実はヒコロヒーさん(32)、吉住さん(32)といった実力派ピン芸人や、女性漫才師として絶大な人気を誇るAマッソなど、同じ方向性のライバルも多い。良くも悪くも、福田さん以外のゆめっちさん(28)やかなでさん(29)の今後の活躍次第と言えるかもしれません。

 強烈なビジュアルとキザな言動で人気を博した漫才師のぺこぱは、『オールナイトニッポンX』(ニッポン放送系)など、ラジオ番組での活躍が目立ちます。アンダーグラウンドなお笑いシーンでも求心力がある存在だったので、その人脈や雰囲気を活かして、他の芸人たちと差別化ができれば更なる躍進をするのではないでしょうか」(前同)

 第7世代という言葉は、一過性のものとして消え去っていってしまうのか。正念場を迎えた彼らの未来ははたしてーー。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5