■アカデミー賞俳優・西島が地上波テレビで見られなくなる!?
前出のワイドショー関係者は語る。
「西島さん主演の『真犯人フラグ』は、半年間にも及ぶ放送期間でしたが視聴率は尻上がりにどんどん上がっていきましたよね。そして特に、若年層の数字、コア視聴率が高かった。そんな大注目のドラマで主演を務めた西島さんの地上波ドラマは、今後も大きな注目を集めるでしょうね。ですが、彼は地上波のテレビドラマの世界から遠ざかってしまうのではないか、という危惧があるんです」
西島は、２０２１年８月公開の映画、濱口竜介監督作品『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めた。
同作品は第４５回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞や最優秀監督賞をはじめとして８つの賞を受賞し、主演の西島も最優秀主演男優賞に輝いた。同作は世界的な評価も高く、第９４回アカデミー賞への作品賞と脚色賞に日本映画として初めてノミネートされるという快挙を達成。監督賞へのノミネートは、黒澤明監督の『乱』以来３６年ぶりで、国際作品賞へのノミネートは『万引き家族』以来３年ぶりという。
３月１５日発売の『ＦＬＡＳＨ』（光文社）では、西島が名画座でフランス映画のリバイバル上映に１週間通うなど、芸術的な映画への指向があったと関係者の証言で明かされている。
また、劇団「ウォーキング・スタッフ」の和田憲明氏は西島に出演オファーをしたところ、「映画と比べて舞台は影響力が少ない」ことを理由に断られたこともある、と同誌で語っていた。
『真犯人フラグ』のファンからは、同ドラマの終了に伴い、「みんなのその後を見たいです！！ 映画化、もしくは続編をいつか短編でもいいので作って下さい。お願いします」「真犯人フラグ、最後まで楽しませてくれたな 出来れば映画化か続編やってほしいな」といった、続編を望む意見もＳＮＳに寄せられている。
「『ＦＬＡＳＨ』にもありましたが、これだけ世界的高評価を得た作品である『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めた西島さんは、現在、映画をメインに活躍している渡辺謙さん（６２）や役所広司さん（６６）のように、地上波でのドラマ出演は少なくなっていくのではないでしょうか。ファンの中には続編を望む声もあるようですが、『真犯人フラグ』の続編や、同じような作品に出演することはなくなるかもしれませんね……」（前同）
米アカデミー賞の授賞式は日本時間３月２８日月曜日の午前９時から。西島の去就も、『ドライブ・マイ・カー』の評価で決まるのかもしれない。
