■カズレーザーの「的確コメント」も『めざまし8』の好調を後押し

 3月14日の『めざまし8』では、プーチン大統領の元側近に独自取材を敢行したほか、経済制裁の影響で混乱するロシア市民の生活などを伝えた。

「『とくダネ!』時代から出演しているメイプル超合金カズレーザーさん(37)の的を射たコメントも相変わらず評価が高く、番組には大きくプラスに働いていますよね。また2年目を迎えた『めざまし8』はこれからの伸びしろに期待できますが、『スッキリ』は17年目に入り、マンネリ化も指摘されていますからね。

 ただ、テレビ各局が最重要視している13~49歳のコア視聴率では『めざまし8』が1%後半、『スッキリ』が2%中盤ですから、若年層、おそらく若い主婦層により支持されているのは『スッキリ』で、広告収入面では結果を残しています。だから、一概に負けたというわけではないでしょうね。

 それでも、ここ数年の『スッキリ』はマンネリ化だけではなく、アイヌ民族に対する不適切な表現などのトラブルも重なり、明らかに右肩下がり、パワーダウンし続けている。ここまでは世帯視聴率でも、フジに負けることはありませんでしたからね。この数字が続くとなると、番組の終焉は近いのかもしれませんね……」(前出の制作会社ディレクター)

『スッキリ』はこのまま『めざまし8』に追い抜かれ、その役割を終えてしまう日を迎えてしまうのだろうか。果たして巻き返しはあるか!?

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