■水原「それなら結婚なんかしたくないって思う」

 ナレーションの収録を終え、『ザ・ノンフィクション』の同回が放送される直前、1月15日にエンタメメディア『フジテレビュー!』で公開された水原のインタビューでは、彼女はAさんが婚活に四苦八苦する様子に深く共感していたようだ。

〈結婚ってなるとジャッジが入るじゃないですか。バッグひとつでも、『これだとあまり男性への受けがよくない』とかがあって。自分だったら、考えられなくて、それなら結婚なんかしたくないって思うタイプですけど〉

  水原は、Aさんが苦しんでいた結婚の“理想”と“現実”のジレンマに関しても思うところがあったようで、

〈でも、そこを押し殺してまでも誰かと一緒にいたい、なぜならひとりでいると自分がおかしくなってしまいそうになるから。その気持ちもすごくわかる〉

 と、同年代であるAさんが婚活に取り組み、様々な挑戦、そして失敗をする姿を見守るナレーションを収録する中で、Aさんの境遇を思い、自身の経験に重ねた部分もあったと考えられるのだ。

「水原さんとAさんは、2人とも31歳。Aさんが婚活で相手に合わせようと頑張ったり、それでもやっぱり自分の希望を通したいと揺れる姿を収録した番組のナレーションを通して、もしかしたら、“やっぱり結婚という形は選ばない”という結論に至ったのかもしれませんね。

 現在交際中のデザイナー男性とは同棲していい関係を築いているようですし、今のままが心地いいのかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 放送から2か月経過した現在も、視聴者に強烈な印象を残す『ザ・ノンフィクション コロナ禍の婚活漂流記』。伝説の同回は、ナレーションを務めた水原にも大きな影響を及ぼしたのかもしれない。

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