川栄李奈主演NHK『カムカムエヴリバディ』いよいよるい・深津絵里と安子・上白石萌音の母子が再会へ、鍵を握るアメリカと忍者“トミー・早乙女太一とビリー・城田優ライン”の画像
※画像はNHK『カムカムエヴリバディ』番組公式ホームページより

 上白石萌音(24)、深津絵里(49)、川栄李奈(27)と、3人のヒロインが移り変わってきたNHKの連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』。最終回まで残りわずかとなり、安子(上白石萌音)が再登場する可能性が高まってきた。

 3月18日の放送回では、大月一家がひなた(深津絵里)の生まれ故郷である岡山を訪れていた。終戦の日にるいと錠一郎(オダギリジョー/46)が神社に行くと、軍服を着た父の稔(松村北斗/26)の幻があらわれ、「「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聴ける。自由に演奏できる。るい、お前はそんな世界を生きとるよ」と優しく語りかけた。我に返ったるいは、錠一郎に「お母さんを捜しにアメリカに行きたい」と話して……という内容だった。

 このるいのセリフに、『カムカム』ファンは騒然。この週はるいが知らなかった母親・安子の本当の姿が、周囲の人々の言葉によって明かされていく場面が多く、安子の再登場が期待されていた。これまで安子はアメリカにいるため簡単にはるいとは簡単に再会できないと考えられていたのだが、るいの「アメリカに行きたい」という言葉によって、再登場の可能性が一気に高まったのである。

 しかし、いきなりアメリカに行ったところで、完全に消息を絶っていた安子を、簡単に見つけられるとは思えない。ここで注目したいのが、第21週の予告動画に出てきたトミー早乙女太一/30)だ。

 トミーは大阪時代にジョーのライバルだったジャズミュージシャンで、ジョーが挫折してしまった一方、華やかな成功を手にしている。扱う楽器こそトランペットとサックスで違うが、モデルとなっているのは、戦後、世界的に成功したサックス奏者の渡辺貞夫(89)だろう。ナベサダこと渡辺氏はアメリカへの留学経験もあるうえ、内外のミュージシャンとの共演も多い、ワールドワイドな存在だ。ナベサダをモデルとするならば、トミーも世界的に成功していて、アメリカとの関わり、つながりも深いはずだ。

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