■ミリオンセラー『青春アミーゴ

 山下は千葉県松戸市の出身で、亀戸はわりと近所だ。地元の友達みんながディズニーランドに行ってるのに、自分だけ行けないことに、「距離感を感じた」と当時の心中を明かした。

 自ら11歳でジャニーズ事務所入り志願をした山下だったが、思春期を迎えるにつれ、「アイドルが恥ずかしかった」という。亀梨はそんな山下に、「山P=可愛いだもんね。つねに可愛くいなくてはいけなかったから、反動があったのかも」と述べた。

 05年のドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)での共演をきっかけに、KAT-TUNNEWSという別グループにいた二人だが、デュオの「修二と彰」を結成。ドラマの主題歌『青春アミーゴ』はミリオンセラーの大ヒットを飛ばす。しかし、それまでにはめいめい葛藤を抱えていたのだ。

 番組の後段でタイトル通り、二人は『野ブタ』のロケで使った台東区の閉校した中学校まで出向き、亀梨宅で母が作ってくれたクリームシチューをあらためて食べるのだが、それはまた別の話。「誰にも相談できない」悩みに苦しんでいる時、菜苑で食べる名物の純レバ丼が、山下に「普通の男の子」らしさを取り戻させていた。

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