『水曜日のダウンタウン』が「Tverアワード」受賞!「この機会に見ておいたほうがイイ“説”ベスト5」とモノ足りない場合におすすめの「説」の画像
『水曜日のダウンタウン』(※画像はParaviより)

 動画配信サービス『TVer』がバラエティ、ドラマの各ジャンルで1年間の総再生数がもっとも多かった番組に賞を与える「TVerアワード2021」を発表。ダウンタウンの冠番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)がバラエティ大賞に選ばれた。

 それを記念し、『TVer』では期間限定で過去傑作選の無料配信が行われた。3月18日現在、最新話の見逃し配信を除き10本の動画が配信されている。

「トガりつつも極端にえげつなくはない説、ふつうに良質なドキュメントを見てる気分になれるような説、出来の良さから『ギャラクシー賞』を受賞した説などがバランスよく配信されています。正直、ヘビーユーザーには物足りないチョイスですが、“配信を機に見てみようかな?”と考えているライト層にはちょうどいいラインナップがそろっていますね」(テレビライター=以下同)

 今回は、その中から特におすすめの回ベスト5、そしてそれでは物足りない人のために『Paravi』で配信されている「説」を紹介していく。

■【5位】『NSC時代に同期一の天才だった芸人、意外とくすぶってる説』。

「吉本の養成所で、多くの芸人を輩出していることでおなじみの『NSC』ですが、実は“同期一の天才”と呼ばれている芸人は、意外と大成してないいんじゃないか、という発想から生まれた説です」

 たとえば、03年入学の大阪26期生はかまいたち和牛アインシュタインの河合ゆずる(41)、バイク川崎バイク(42)など売れっ子が多いが、彼らが口をそろえて「天才」と話すのは、正直なところかまいたちや和牛より売れてるとは言い難い天竺鼠川原克己(42)だった……という風に多くの芸人が紹介される企画だ。

『水曜日のダウンタウン』公式ツイッター (@wed_downtown)=以下同

「ただ、むしろ現役ではなく“すでに辞めてしまった芸人”が多く紹介されるのが見所です。夢半ばで諦めた悲哀や、すっきりと第二の人生を楽しめている姿など、多くの姿は上質なドキュメント番組を見ているような気分になれます。不仲芸人おぼん・こぼんの和解を描いた『おぼん・こぼんヒストリー』と『おぼん・こぼんTHE FINAL』もそうでしたが、たまに非常にしっかりした深堀企画をやるから、『水ダウ』は侮れません。

 もっとも、マジメな説を”貯金”呼ばわりしてえげつない説をやることも、珍しくないですが(笑)」

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