■【2位】『新元号を当てるまで脱出できない生活』

 新元号「令和」に切り替わった直後、19年5月29日に放送され、テレビ史に残る企画となった。

「新元号が発表される前にマンション“平成荘”にお笑いコンビ『ななまがり』を缶詰め状態にして、ほぼノーヒントで“令和”を導き出さなければ帰れないという壮絶な企画でした。 

 同企画を放送した回はヒントの出し方の秀逸さなどが高く評価され、放送批評懇談会が優れた番組に送る『ギャラクシー賞』にて月間賞を獲得していて、いまだに評価の高い”神回”です」

■【1位】『たとえ閉じ込められていても「今日のラッキーアイテム」さえ手に入れば そのラッキーアイテムで脱出できる説』

 この企画は、2週に分けて放送された。

「お笑いコンビのパタパタママを、長野県の雪原にある文字通り“ポツンと一軒家”に置き去りにして、情報番組の星座占いのラッキーアイテムだけ支給される。それだけで脱出できるか? という企画です。

 タチが悪いのは、“ドアを開ける”ではなく“東京の事務所に帰る”がクリア条件なこと。ドアが開いた瞬間の、パタパタママの絶望感あふれる表情とその後の荒れっぷりはヘタな映画より視聴者の胸を打ちました(笑)」

 最後に、『Paravi』で見てほしい『水曜日のダウンタウン』について。

『TVer』で配信された『水ダウ』は良くも悪くも初心者向け。より「ガチ」なのが見たくなった人のために、動画配信サービス『Paravi』で視聴可能なエピソードを紹介する。

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