■「フラれてからが勝負」を有言実行

「『アタシんちの男子』で、堀北に電話番号を聞いて渡されたのは事務所の電話番号。翌年の『わが家の歴史』(フジテレビ系)で再共演して飲み会に誘っても、“行きません”ときっぱり。ここで脈なしと考えるのがふつうですが、山本にとっては『鎌倉殿』よろしく“フラれてからが勝負”だったんです」(前同)

 山本は15年に舞台『が丘』で再共演した際、舞台慣れしていない堀北のために演技のアドバイスとして手紙を40通以上送り始めたのがきっかけで交流を深め、ダメ元で「僕の電話番号は保護しておいてください」と伝えてからしばらくたったある日、「真希だよ」と連絡が来たという。

「そして、前日の電話から堀北が京都に行くのを知った山本は、乗る新幹線を推理して突撃し、指輪を渡したといいます。17年の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した際のトークによると、婚約指輪ではなかったそうですが、やはりこれが結婚の決め手の1つになりました。

 ちなみに、当時の“40通の手紙は全部ラブレター”“偶然を装って新幹線に乗ってプロポーズした”という報道については、『ボクらの時代』で、尾ひれがついていたのを訂正していました」

 香取と山本のエピソードも有名だ。香取と山本は2004年に『鎌倉殿』と同じく三谷幸喜脚本の大河ドラマ『新選組!』で初共演したが、ここで香取が山本に連絡先を教えなかったのが、すべての始まりだった。

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