■『白黒アンジャッシュ』は「一番大事な仕事」
児嶋は2020年6月、多目的トイレ不倫が報じられた渡部の代打でラジオ番組『GOLD RUSH』(J-WAVE)に出演した際にも、相方の渡部について「天狗だったんですよね。自分が。勘違いしてたんですよ。人の痛みとか思いやりとか愛とかないんですよ」「浮気した方々だけでなく、スタッフさんに対する態度、芸人仲間に対する態度、言わしてもらえれば、僕に対する態度……。振り返れば、ダメですよ、あいつは」と涙ながらにコメントしていた。
「タレントが不祥事を起こしたとしても、“あの人とまた仕事がしたい”とスタッフが復帰に向けて尽力するケースも少なくありません。現場のスタッフが局上層部やスポンサーもしっかり説得し、復帰を果たす――という人もいるんです。ただ、児嶋さんが言うように、渡部さんはスタッフへの態度がよくなかった。というか最低だった。
楽屋でスタッフと、1メートルの近さで1対1で打ち合わせをしていても、ずっとスマホをイジっていて生返事。1度も目を合わすことがなかったなんてこともありましたからね。他のスタッフにもそんな感じで、あまりにも失礼、と関係者の間では有名でした」(前出の制作会社関係者)
そんな渡部だが、ついに『白黒アンジャッシュ』で仕事に復帰することになった。復帰となった回で渡部は「まずは僕がここにもう1回立てる前に並々ならぬ労力だったと聞いております。もう一度、番組に立たせていただいたこと、番組を続けてくださったことに感謝します。スポンサー、地方局のみなさん、バカなことをしたけど、もう一度チャンスをやろうと言ってくださった思い、感謝しています」と、その思いを述べていた。
「『白黒アンジャッシュ』はコンビにとって初めての冠番組です。渡部さん自身も大事にしていると公言していましたよね」(前同)
渡部は休養前、2020年6月の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に遅れて登場したことあったが、その理由について「一番大事な仕事、千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』があって」と説明していた。
「『白黒アンジャッシュ』の関係者は渡部さんのため、そして1人で番組を続けてきた児嶋さんのためにも動いてくれたのではないでしょうか。渡部さんにしてみれば、『白黒アンジャッシュ』は今まで以上に大切な番組になっているはず。
ただ、大切にしすぎるあまり、番組での言葉遣いも態度も慎重になりすぎていますよね。相方の児嶋さんにも敬語で話す場面も多く、これまでのようなキレのあるツッコミはできていない。常に意気消沈しているような態度が見え隠れして、率直に言って、バラエティ番組として面白くない。視聴者から見放されている可能性もありそうです」(お笑いプロ関係者)