■「キー局連ドラ主演」はこれまでと事情が違う

 SMAP解散からは5年以上が経過している。また、2019年7月にジャニーズ事務所に公正取引委員会の調査が入ったことが明らかになって以降、ジャニーズがテレビ局などに圧力をかけるようなことはいっさいなくなったとされる。

 実際、稲垣も香取も、そして草なぎも民放キー局の番組に出演している。草なぎに至っては2021年3月の「日本アカデミー賞」授賞式で現役ジャニーズの二宮和也(38)と並び立ってさえいるのだ。

「ただ、“民放キー局の連ドラで主演”というのは、これまでと事情がかなり違ってくるんです。3人がキー局のバラエティ番組や情報番組に出演するのはもはやなんの問題もないでしょうが、連ドラとなるとまた対応が変わってくるわけです。

 というのも、キー局ではジャニーズタレントが出演するいわゆる“ジャニーズドラマ”をたくさん放送していますからね。言ってみればキー局ではジャニーズドラマが幅を利かせている、その存在感や比重が大きいんです」(前出の制作会社関係者)

 ジャニーズタレントが出るドラマは、必ずと言っていいほど話題になる。

「大手芸能プロとしては自社のタレントをジャニーズドラマにキャスティングしてもらいたいわけです。ただ、草なぎさんの主演ドラマにその芸能プロのタレントが出演していたら、ジャニーズ事務所に“あっちのドラマに出てましたよね?”と言われるかもしれないという遠慮、忖度する心が出てしまうんです。

 もちろん、ジャニーズ事務所はそんなこと言うわけはないのですが、言われないとしても、“そう思われてしまうかもしれない”と考えてしまい、草なぎさんのドラマにタレントを出演させることに躊躇しているそうなんです」(前同)

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