■『教場』の鬼教官役では好評を博した木村拓哉だが……

 これまでのキムタクイメージを一変させたとも言われた2020年と2021年1月のスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)の演技では好評を博した木村だが――。

「『教場』はどっしりとした小説を原作にしていて、木村さんもしっかりと陰のある鬼教官役に徹し、見事にハマっていました。『教場』を“キムタクドラマ”と言う人はそれほどいないはずです。

 一方、『未来への10カウント』はいわゆる“キムタクドラマ”で、これまでずっと木村さんを見てきた人からすれば見たくなる作りだと思いますが、木村さんの若き日を知らない若年層は違和感を抱いてしまうのかもしれません。このままいけば、『未来への10カウント』は“キムタクドラマ”のオワコン化が改めて顕在化した作品、となってしまいそうです……」(前出の女性誌編集者)

 これまで多数の主演ドラマを成功に導いてきた木村拓哉。現状、今、求められるコア視聴率が激悪の『未来への10カウント』の命運は……!?

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