■『スッキリ』は『めざまし8』に追いつかれ……

『ラヴィット!』はTVerにも入るなど“朝のお笑い番組”として独自のポジションを築き、『THE TIME,』もスタートから半年が経過。TBSの編成部もいよいよ『ひるおび!』改革に着手するのではと言われているという。

「恵さんはこの春、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に合格し、スポーツ学を学ぶことが報じられましたが、“ひるおび後”の身の振り方を考えて、大学院に進学したのではないかともささやかれています。非常に頭のいい方ですから、芸能活動の今後の展開も考え、学習、箔付けをしていきたいというところなのかもしれません」(前出の制作会社関係者)

『ひるおび!』と同じように打ち切り説がたびたび報じられてきたのが、極楽とんぼ加藤浩次(53)がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)だろう。

『スッキリ』については、2021年3月の放送でのアイヌ民族への不適切な表現がBPOから「放送倫理違反」と指摘されたことをはじめ、トラブルが相次いでいた。

 日本テレビではBPOの指摘を受け、検証番組を放送するとともに、再発防止策の一環として「『スッキリ』をはじめとした番組で、アイヌ民族の歴史、文化を伝える企画を放送してまいります。また、さまざまな差別・偏見等をめぐる問題についても、重要なテーマとして適切に伝えてまいります」と発表。

「昨年12月と今年3月16日には『スッキリ』内で『先住民族アイヌを知る』が放送されましたが、これが再発防止策の一環ですよね。通常、結果的にですが、BPOに放送倫理違反を指摘された番組は半年から1年で終了を迎えます。

 そんな中、あの問題から1年以上が経過しても『スッキリ』が継続しているのは、『先住民族アイヌを知る』を放送するためだともささやかれています。『スッキリ』終了後の新番組にこのコーナーを引き継ぐわけにはいきませんし、過ちに対して番組でしっかりとケジメをつける必要がありますからね」(前同)

 3月、月間の平均世帯視聴率と個人視聴率で、『スッキリ』と谷原章介(49)と永島優美アナ(30)MCの『めざまし8』(フジテレビ系)が並んだと報じられたことも記憶に新しい。

 4月26日の『スッキリ』の世帯視聴率は5.2%、個人視聴率は2.8%。『めざまし8』の世帯は5.3%、個人2.8%と、4月に入っても両番組の視聴率は均衡を保っている。

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