■韓流の大ブレイクを予言?

 また、俳優業について「向こうでそのままやれるのが理想だったけど、それはちょっと甘かった」と現地での活躍は無理と悟ったことを話していたが、ここで「アジア人の俳優」という枠について、石田は持論を展開。

「道はあるんだけど、正直、韓国の俳優のほうが全然いい。声がいい、身体がデカい。日本人はちょっとキツいですね。だってミュージカルとかやったって、全然韓国のやつの方がうまいんだもん歌が」

「(自分は日本の劇団では)歌も踊りもうまい方だったんですけど、もうブロードウェイに行ったら本当に韓国がすごかった。当時はまだ、全然韓流のブームなんか全然ないころだけど、もう歌が、声の質が違う!」「ちょっとそれで叶わないと思って帰った」

 ということだった。

「実際、エンタメの世界では韓流の勢いはすさまじいですよね。歌でいえばBTS、ドラマ『梨泰院クラス』や『イカゲーム』に『パラサイト 半地下の家族』と、世界中で爆発的な韓流ブームが再来しています。

 石田さんは、およそ45年前に韓流をすでに予言していた、ということになります。とんでもない先見の明ですね……」(前同)

 実に貴重な多くの体験を重ねてきた石田。スキャンダルを連発しながらも生き残り続けている理由は、そこにあるのかもしれないーー。

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