■まだまだ期待作が控えている長澤

 ちなみに、樋口監督をはじめとした『シン・ウルトラマン』のスタッフは08年の映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』からの長い付き合いのため、

「わたし的には、若い時から一緒に仕事をしている監督ですから、ただただ嬉しく、少しでも成長を見てもらえたらという気持ちで参加したんですが、現場に立つと相変わらずの“情熱の塊”の樋口組で、監督が一番、怪獣みたいでしたよ(笑)」(映画パンフレット)

「(とある撮影手法を)親戚に“はい、これ持って!”って言われたくらいの感じ(笑)。初日からそうだったので、戸惑ったり疑問に思ったりすることはありませんでした」(『Pen』 22年6月号/CCCメディアハウス)

 ということで、実にやりやすい現場合だったそうだった。長澤の演技についても、

《斎藤工さんと長澤まさみさんのシーン、ウルトラセブンのあのシーンみたいで、泣いた。》《シン・ウルトラマンの内容一切関係ない感想なんですけど、長澤まさみさんって美人なんやなぁって今更ながらに思いました。》《長澤まさみ、今回で完全に「女優として」推せる。(声優で出演した)君の名は。でも思ったんだけど、演技力あるわ好き》

 と、多くの声が寄せられている。

「長澤さんについては9月に菅田将暉さん(29)と『百花』、23年公開予定の『ロストケア』で松山ケンイチさん(37)と初めて共演することがそれぞれ発表されていますが、5月12・19日号の『女性セブン』(小学館)は、これまでイベントやCMでは縁のあった佐藤健さん(33)との初共演映画の撮影情報をスクープしていました。内容は“切ないラブストーリー”だそうです。今回の『シン・ウルトラマン』の成功で、こちらにもブーストがかかったかもしれませんね」

 多くの反響があった『シン・ウルトラマン』。期せずしてNHK大河『鎌倉殿の13人』でも、山本は主人公の盟友、長澤はナレーションという形で共演している。2022年はこの2人の年となりそうだーー。

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