■「ガクトコイン」被害者に「本人が謝罪」という報道も

 2021年9月の『FLASH』(光文社)では、スピンドルの代理店関係者の怒りの証言を掲載。

 代理店はスピンドルを上場前に購入する顧客を集めるのが仕事で、顧客の投資額の25%を報酬として得られるという話だった。

『FLASH』にコメントを寄せた代理店関係者は、数十人の顧客から合計1000万円近くを集めることができたそうだが、2018年5月に上場すると、事前の情報とは裏腹にその価値は大暴落。投資家らは多額の損害を被ったという。

 一方のGACKTは広告塔としての報酬と、上場直後にスピンドルを売り抜けたため、約17億円もの利益を得たとされる。

 記事によると、損害を被った顧客にGACKTが直接謝罪したこともあったようだ。また、GACKTはその顧客に対して土下座までしていた、という証言もあったものの、これにについては所属事務所が否定。また、多くの損害が出たにもかかわらず、投資家たちが事を荒立てなかったのは、GACKTが誠心誠意対応したからだ、とも記事では伝えていた。

 しかし、GACKTの今回の復帰報道に対し、「Gackt、仮想通貨の対応、終わったのか?」「GACKT、ほとぼりが冷めてきたと判断して復帰準備してるみたいだけどスピンドル(仮想通貨)の件は一生言われ続けると思う」「仮想通貨の補償はどうなったんですか?」といったコメントがネットには寄せられている。

 また、「復帰は良くても、健康的な理由ではなく様々な疑惑とかあるようですから、そこはしっかり説明しないと。テレビに関しては視聴者やスポンサーが納得しないでしょうからそこをクリアしないと民放に出ることは難しいでしょうね」「会見なりコメントでもいいので、ファンや関係者が抱いている不信感を、まずは薙ぎ払わなくてはいけないと思います」といった声も上がっている。

「被害者、そして視聴者もまだあの一件を問題視しているということですよね。スピンドルで大きな損害を被り、憤っている人が日本中にいるようですからね。

“GACKT本人を連れてこい”と怒っている人も少なくないようで、GACKTさんサイドも深刻にとらえているといいます。海外を拠点に生活しているGACKTさんですが、日本に一時帰国するタイミングで、謝罪行脚をする予定もあったとささやかれています。

 そんな状況の中で、GACKTさんは体調不良になってしまったわけです。当時、一部では“騒動から雲隠れするための仮病なのでは”や“ただのコロナなのでは”という見方もありました。今回、医療機関から異例のプレスリリースを出したのは、そういった声を払拭するためでもあったのかもしれません」(前出のワイドショー関係者)

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