■最近も「時事漫才」を松本の前で披露したばかり

「最近では両者の関係も雪解けし、お互いに不仲説をネタにしたり、21年8月28日と29日に放送された『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)では、14年3月の『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』(前同)以来、実に7年以上ぶりの共演を果たして話題になりました。

 ただ、爆笑問題が漫才のメインにおいているのは、今回松本が否定した“時事漫才”なんですよね」(前出の専門誌記者)

 一例をあげると『ラフ&ミュージック』で披露した爆笑問題の漫才は、IOCのトーマス・バッハ会長が東京オリンピック終了後に銀座を「街ブラ」した件や、富士急ハイランドのジェットコースター「ド・ドンパ」でけが人が出た件、雨上がり決死隊が解散した話など、21年8月当時の時事ネタまみれだったのが記憶に新しい。

 もちろん爆笑問題にもポリシーはあり、不謹慎だ、という批判が予想されたとしても、

「行くも地獄、戻るも地獄なんだけど、不謹慎だって言われるギリギリのところを狙わないと“あいつら、日和ってネタにしなかったな”って思われるから。

 これだけ長くやってると、そうやって“ああ、そこには触れなかったんだ”って思われるだろうな、っていうのはつねにあるから。

 触れにくいネタでもやらないといけない。やっぱりそこで客席が変な空気になるのが嫌なんだよね。こっちの考えすぎかもしれないけど、何となく伝わってくるから」(太田)

 という覚悟を持って漫才を作っていることを18年の『東洋経済オンライン』で話している。

 今回の『伝説の1日』で改めてダウンタウン松本とのタイプの違いが浮き彫りになってしまった爆笑問題。思わぬ形で、因縁が再燃するのかも!?

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