ビートたけし(75)が『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)から卒業。上沼恵美子(67)が『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(テレビ朝日系)から、坂上忍(54)が『バイキングMORE』(フジテレビ系)から降板するなど、大物芸能人の番組卒業や降板が続いている昨今――。
「テレビ離れ、テレビ不況が続いていますから、制作サイドとしては制作費をなんとか抑えたいわけです。そんな台所事情ですから、大御所のギャラを払っている余裕もありません。加えて、テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視しています。
シニア層から支持されていても、広告収入に直結するコア視聴率を持っていないベテランタレントはどんどん切られています。ホンジャマカの石塚英彦さん(60)もその1人だと言われていますよね」(制作会社関係者)
石塚といえば、『メレンゲの気持ち』や『火曜サプライズ』(ともに日本テレビ系)、『ぴったんこカン・カン』(TBS系)などの番組で食レポやグルメコーナーを多数担当。石塚発の決めゼリフ「まいうー」は今でも広く使われている。
しかし、『メレンゲの気持ち』、『火曜サプライズ』、『ぴったんこカン・カン』が立て続けに終了してしまい、現在、石塚のレギュラーは『よじごじDays』(テレビ東京系)の月曜MC1本のみとなっている。
「石塚さんはダウンタウンやウッチャンナンチャンとほぼ同じ芸歴を誇り、芸能界のポジション的にも両組に次ぐような立場にありましたから、ギャラも上がるところまで上がり切ってしまったと言える。今、一番切られるのがこのタイプなんです。
制作費に余裕がないテレビ局サイドとしては、石塚さんのようなギャラが高いベテランにオファーできなくなっている。加えて、コア視聴率を持っている若手を使いたいという思いもある。石塚さんのギャラだったら若手を2~3組呼ぶことができるでしょうからね」(前同)