■恵俊彰も“ひるおび後”を見据え……
ベテランの仕事が減る一方、千鳥とかまいたちは改編ごとにレギュラーを増やし、今やテレビで見ない日はないほどの活躍をしている。
「仕事激増の千鳥とかまいたちですが、ギャラは今のところお手頃感があるんです。にもかかわらず、しっかりと面白く、コア視聴率も持っている。そのため、バラエティ番組は千鳥とかまいたちばっかりになってしまっていて、視聴者の中には食傷気味になっている人もいるほどなんです」(前出の制作会社関係者)
石塚の相方の恵俊彰(57)は長年『ひるおび!』(TBS系)でMCを務めているが、同番組もコア視聴率がまったく振るっておらず、たびたび終了話も浮上する。
「最近は、コロナ禍の話や、ロシアによるウクライナ侵攻がありましたから報道寄りの『ひるおび!』の注目度は高いですが、それが落ち着けば、基本的にエンタメをやらない同番組は厳しいでしょうね。
恵さんはこの春、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に合格し、スポーツ学を学ぶことが報じられましたが、“ひるおび後”の身の振り方を考えて新しいことに挑戦しているともささやかれています」(前同)
そんな石塚や恵と同じように、いま割を食っているのがさまぁ~ずの大竹一樹(54)と三村マサカズ(54)だという。
さまぁ~ずの2人は『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)、『7つの海を楽しもう!世界さまぁ〜リゾート』(TBS系)、『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)など、今でも複数のレギュラー番組を抱えているが――。
「ただ、『Qさま!!』も『さまぁ〜リゾート』も制作にコンビの所属事務所が入っている、いわゆる“事務所案件”とも言え、純粋なさまぁ~ずの仕事というのは『モヤさま』ぐらい、ともささやかれています。その『モヤさま』も、この春の改編で8回目の放送枠移動があるなど、便利屋扱いというか、少々酷い扱いをされているとも言えますよね」(民放キー局ディレクター)
2007年4月にスタートしたコンビの冠番組『さまぁ~ず×さまぁ~ず』(テレビ朝日系)が2020年9月には終了。同年10月からは『さまぁ〜ず論』がスタートしたものの、2021年9月をもって終了している。