■独立説否定の水卜アナは「みんな辞めるって言ったら一緒に辞めます」

 プライベートで食事に行く仲にあった桝太一(40)が3月末をもって日本テレビを退社したこともあり、水卜アナのフリー転身に拍車がかかるのではという報道もあった。

 水卜アナといえば、『ORICON NEWS』による毎年恒例の「好きな女性アナウンサーランキング」では2013年から5年連続で首位を獲得して殿堂入り。かねてからフリーになれば引く手あまた、と言われてきた。

 そんな水卜アナだが、2019年4月放送の『シューイチ』(日本テレビ系)に出演した際、「人生でフリーになるって本気で考えたことは1回もない」「(日本テレビの)アナウンス部の人が好きなので。アナウンス部の人がみんな辞めるって言ったら一緒に辞めます。死ぬとき一緒にいたいですもん。看取られたい……私は」とフリー転身をたびたび否定してきた。

「水卜アナはすでに出世も約束されているでしょうし、現在もさまざまな手当てがつく特別待遇で“女帝”とも言われるような存在となっています。ただ、彼女を慕う後輩女子アナたちはそうではありません。加えて、日テレは視聴率ではナンバーワンですが、局員の給料はテレ朝、TBS、フジのほうが高い水準にあるといいますからね。

 自身のキャリア、将来、お金のことなどを考えると、不安になってしまうのも仕方がありません。そうなると水卜アナであっても後輩の退社を引き留めることはできないでしょうね」(前出の制作会社ディレクター)

 これまで水卜アナの求心力で団結してきた日本テレビアナウンス部だが、崩壊を迎えてしまう可能性もありそうだ。

「日テレ内では、民放の放送開始70周年にあたり、社内で新企画やプランを募集していました。その中には『アナウンス部内にプロダクション設立』という事業計画もあり、一次審査を通過していたんです。

 これは局に籍を置きつつ、イベント出演や他局の番組出演のギャラを局アナに還元する、というイメージなのでしょうが、こういったプランが出たのも、現状に不満を抱くアナウンサーたちのガス抜きのため、そして人材の流出を避けたいという上層部の思惑があるからだともささやかれています。

 他局もそうですが、これまでフリー転身が少なかった日テレの女子アナも、久野アナの決断を見て、追随するということも十分に考えられそうです」(前同)

 久野アナの退社が引き金となり、日本テレビアナウンス部の崩壊が始まっていくのだろうか――。

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