■上島竜兵さんの仕事観を変えた『怪物くん』

 上島さんの急死が報じられた際、ツイッターには「大野くん大丈夫かな元気でいてね 二人の楽しそうなシーンを思い出すと泣ける」「大野くん大丈夫かな 上島さんとなかよしだったもんね…」といったコメントが多数寄せられ、「大野くん」がトレンド入りするほどだった。

 2011年11月、劇場版『怪物くん』の公開を前に受けたカルチャー誌『CUT』(ロッキング・オン)のインタビューで、上島さんはリアクション芸人を「70になっても80になっても」と、今後も続けていきたいとしつつ、「『怪物くん』をやってみて、今後も機会があるのなら、お恥ずかしいんですけど、お芝居もどんどんやってみたいなって思うようになりましたね」と語っている。

 上島さんは俳優を志望して高校卒業後に兵庫県から上京。その後、知り合った肥後克広(59)、寺門ジモン(59)らとともにダチョウ倶楽部を結成している。

「『怪物くん』は上島さんの仕事観を変えた作品でもあったんでしょう。最近は俳優としても存在感を放っていましたからね」(前出のワイドショー関係者)

 空前の話題作となった『真犯人フラグ』(日本テレビ系)では、謎の男・強羅を演じ話題を呼んだことも記憶に新しい。また、現在放送中の『やんごとなき一族』(フジテレビ系)や『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)などにも出演していた。

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