■「志村さんの影響がでっかいんだろうね」と語った大野

 同じ『CUT』のインタビューで大野は、主人公の怪物くんを演じることについて「化けるじゃないけど、そういうのがあったほうが楽なんだよね。元々そういうのが嫌いじゃないんだろうなって」とし、「やっぱりねぇ、志村さんの影響がでっかいんだろうね」「子供たちにとっての怪物くんは、俺にとってのバカ殿みたいな感覚なのかもね」と語っている。

「上島さんが師匠として慕った志村けんさん(享年70)の名前を大野さんが出し、『怪物くん』に重なるものがあると話していたんです。そんな作品で上島さんと大野さんが出会った、というのも運命的なものがありますよね。

『怪物くん』の共演をきっかけに“大ちゃん、竜さん”と呼び合う仲にまでなった上島さんと大野ですが、親交を深めたのは、両者に共通点もあったからではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

 2011年11月の『ザテレビジョン』(KADOKAWA)のインタビューで、上島さんは「大ちゃんは嵐のリーダーだけど、バラエティーとかであんまり前に出て行かない。でも、振られたらやることはやるタイプでしょ? そういうところ、オレと似てるよ」と話し、これに大野が「えーっ!? 似てるのは(お酒を)飲むペースだけじゃない?(笑) 2人とも、ずっと同じペースで飲んでるもんね」と応じていた。

「振られたらしっかりと結果を残す仕事への取り組み方、お酒のペースが同じという2つの共通点があったということですよね。2人は本当に沢山飲んでいたようですね。プライベートでも飲みに行くような仲でしたから、他にも気が合うポイントはたくさんあったのではないでしょうか。

 そんな気の置けない友人でもあった上島さんのあまりにも突然の訃報に、大野さんも当然、大きなショックを受けているでしょう。今は芸能活動を休止していますからコメントも出せないのでしょうが、大野さんなりの追悼をしているのでしょうね」(前同)

 芸人仲間と同じように、大野も上島さんのあまりに早すぎる死に驚き、悲しんでいるのだろう。

 

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