■アカウント停止されないために東谷氏は存在意義をアピールか

 YouTubeの利用規則では、同社がアカウントを停止する権利について以下のように規定している。

〈(a)お客様による本契約への違反が深刻である、もしくは繰り返される場合、(b)法的義務もしくは裁判所の命令に従うために必要である場合、または(c)他のユーザー、第三者、YouTube、YouTubeの関係会社のいずれかに不利益または損害を与える(もしくはその可能性がある)行為が行われているとYouTubeが判断する場合、YouTube は、お客様の Google アカウントまたはお客様の本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを停止または解除する権利を留保します〉

 利用規約に違反していることを理由に強制的にアカウントが停止された例として、迷惑系YouTuberとして活動していたへずまりゅうこと原田将太氏(31)がいる。原田氏は窃盗や威力業務妨害などの罪に問われ、懲役1年6か月、保護観察付き執行猶予4年の判決が下った。その後2021年8月27日にYouTubeチャンネルを立ち上げたところ、即日アカウント停止されたのだ。

「東谷氏は、明石家さんまさん(66)、ダウンタウン松本人志さん(58)ら一流芸能人が自身について言及したことをアピールするように喜んでいますし、『午前0時の森』(日本テレビ系)にリモート出演の可能性があったともうれしそうに話していた。丸山ゴンザレス氏との対談なども含め、その裏には、自身がただの迷惑系YouTubeチャンネルではない、意義があるコンテンツを出していると主張したいということがあるのではないでしょうか。

 YouTubeの利用規則の中にある、他人の不利益・損害を与えるという部分では、すでに“ガーシーch”は規則違反でしょう。だから、東谷氏はそれでもこのチャンネルは存在する意義があることを示す必要がある、と考えているのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

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