■現在はNYで「モンテッソーリ教育」の幼稚園で働いている

「その後『マツコ会議』では、改めて久保さんのこれまでをまとめたVTRが紹介されました。小学生時代はイギリスで3年間、後攻ではアメリカで2年半過ごした帰国子女であること、母が英語教室の先生だったことに憧れて自分も教師を目指していたが大学の教育実習で断念したこと、そして父親で当時日テレアナウンサーで現在は日テレ学院スーパーバイザーの久保晴生さん(85)に影響を受け、アナウンサーを志したことが、まとめられていました」(前出の専門誌記者)

 その後98~00年まで3年連続で紅白の司会に抜擢されるなど、NHKのエースだった久保だが、教育への思いから子供番組の企画書を何度も提出してきたが没にされてきたことも紹介。

 なお、「子供番組の夢」については、NHK退所後の04年に『クボジュンのえいごっこ』(TBS系)で叶えている。タイトル通り英語教育番組だ。

「その後、11年に夫の企業留学の関係でカリフォルニアへ移住し、13年秋に帰国するも、16年に再び夫の仕事の都合でニューヨークへと久保さんは移住しています。

 そして、今年50歳で人生の転機が訪れてたことが明らかとなりました」(前出の専門誌記者)

 現在の久保は、NYで幼稚園の先生となっていた。キッカケとなったのは、イタリア人医師が考案した「モンテッソーリ教育」の幼稚園に通っていた子どもの集中力に驚いたことだとういう。

「モンテッソーリ教育とは、子どもの自己教育力に基づいた教育法です。子どもには教えずとも歩こうとしたり自立したり能動的に動く力を備えていることから、実際に知育玩具を手で触れて“数字”を理解したりと、自主的に集中力や深く考える力を自然と育める、という教育。

 マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ(66)や、日本では棋士の藤井聡太竜王(19)もモンテッソーリ教育を受けていたといわれています。古い偉人ではあのトーマス・エジソンもそうだったとか」(教育関係者)

 以前から「子供に携わる仕事をしていきたい」と思っていた久保は、「絶対今しかない」と50歳で夢をつかみ取った、ということだった。モンテッソーリ教育の幼稚園で職員は「担任の先生」ではなく、「見守る立場」という立場で働いているそうだ。

「ニューヨークは全米でも特に学費が高いことで有名で、幼稚園の学費は平均で年間200万円という話でマツコさんらを驚かせていましたが、ここで久保アナの背後の鏡にいかにも高級な照明が見えたことから、久保さんの部屋も紹介されました。久保さんの住んでいる高級マンションは小型ワインセラーや、パスタ用水道など多く取り揃えていましたね」(前出の専門誌記者)

 そんな久保はいつか夫と帰国することになったら、「ゆくゆくは自分自身で幼稚園をオープンしたい」「バイリンガルの英語と日本語を使った、 モンテッソーリの幼稚園をいつの日か……」とも夢を語っていた。

 場所については故郷であり、「国際教育大学」や「ASIJ(アメリカン・スクール・イン・ジャパン)なども身近なこと、そして「ちょっとのんびり(な街並み)」というマツコの意見もあり、有力候補地として東京の三鷹市に目を向ける様子もあった。

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