■いまとなっては超豪華な主演作を思い出す
「錦戸さんのコメントで《宮藤さんの作品には何度か呼んでいただきました》とあるのは、08年の『流星の絆』と14年の『ごめんね青春!』(ともにTBS系)のことですね。
『流星の絆』は、東野圭吾原作で宮藤さんが脚本を務め、錦戸さんはメインキャラのひとり、主演の嵐・二宮和也さん(38)の弟を演じました。『ごめんね青春!』は宮藤さんのオリジナル脚本で錦戸さんが主演。錦戸さんにとって初の『日曜劇場』枠での主演だったこと、役者がいま考えると超豪華だったことで有名ですね」(専門誌記者)
『ごめんね青春!』は、関係の悪い仏教系男子校とカトリック系女子校が合併する前に、実験的に男女共学クラスを設けたことで始まる学園ドラマ。錦戸は共学クラスの教師・原平助役で、仏教系男子校OBの役だった。
「まず、ヒロインの満島ひかりさん(36)の姉で平助の初恋の相手を演じたのは、波瑠さん(30)でした。彼女は下積みが長く、ちょうどこの時期から本格的にブレイクの兆しを見せていましたが、翌年15年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』で朝ドラヒロインに。いまや大人気女優となりましたよね」(前同)
つづいて、男子生徒では「見た目は凄くカッコイイけど中身に限界感じる」という理由で振られる残念イケメンを竜星涼(29)、あだ名が「クイズ」あるいは「クイズバカ」のクイズ大好きな生徒を演じていたのが、白洲迅(29)、トランスジェンダーで理事長の息子を小関裕太(26)、ヤンキー漫画に憧れている残念ヤンキーを矢本悠馬(31)が、それぞれ演じていたほか、エキストラ同然の名無しの生徒の中には現在ブレイク中の笠松将(29)もいた。