5月20日に、アニメ業界で働く人々を描いた映画『ハケンアニメ!』が公開された。同作は数多くの賞を受賞している小説家の辻村深月が12~14年に連載した同名小説(マガジンハウス)を原作としており、吉岡里帆(29)、中村倫也(35)といった人気俳優陣が出演。劇中のアニメは実際に大手アニメ会社が製作していることなど、多くの面から注目を集めていた。
「業界のつらい部分が、吉岡さんの可愛いビジュアルでも誤魔化せないくらい生々しく、胃が痛くなるようなリアリティがありつつも、鑑賞後は爽やかな気分になれるお仕事映画です。“アイドル人気はあるものの演技力はそこまで高くなくて悩む群野葵”としてドラマパートで出番の多い高野麻里佳さん(28)を筆頭に、声優を俳優ではなく本職の方がやっている点も評価され、実際に映画を見た人からはおおむね高評価です。
ちなみに顔出し俳優の1人として、かなりクセの強い声質の女性編集者がいますが、彼女は声優としても活躍する新谷真弓さん(46)です」(映画ライター)
SNSでは、
《『ハケンアニメ!』あれほどまでに素晴らしい作品なのに、観ている人の数の絶対数が少なすぎるので毎日リツイートせざるを得ない。刺され、誰かの胸に。》《この映画すごすぎました。本当にまずいです。刺さるなんてものじゃありませんでした。ここまで邦画に揺さぶられたの、生まれてはじめてです。ムビチケ何枚買ったんだろう…映画館に何度も行くこは今までないのですが、毎週行くと思います》
と好意的な声が多い一方で、気になる部分もあるという。