■堂々としたヤンキー座りや鼻をかむ姿が好評
「工場の協力で、ファンを回して体感温度はマイナス60度の保管庫を利用して行ったんですが、さすがに軍手こそしていたものの、いつもの半そでのツナギ作業着で冷凍庫内で作業を行うという無茶苦茶な企画でした。
最初は“ヤバイヤバイヤバイ!”“死んじゃう!”と絶叫しながら、2人でキャッチボールのように床に転がしたんです。途中、限界がきて2人は一度外に出たんですが、そこで見せた横田さんのモデルらしからぬ姿には驚きました」(前出の女性誌記者)
カメラの前であることも気にせずに横田は鼻をかみ、「モデルが鼻水拭くのいいんだ?」という質問にも「いいです」と笑いながら鼻を拭いていたのだ。
「しかも、その際の座り方というのが、足を大きく広げて両ひざの間に腰を落とした、いわゆる暴走族のレディースなどがよく見せるヤンキー座り。とても、モデルがするような格好ではないと思われたのですが、逆に足の長さが際立っていましたね」(前同)
その後も「しゃべらせないでぇ!」と叫びながら容器を強風のファンの前に近づけたり、やはりヤンキー座りでガシガシと凍った床にこすり付けたりと、恥も外聞も捨てた全力な姿に、
「ご覧ください、横田のこの頑張り! 我々が出川ガールズに求める姿」
とナレーション(立木文彦)も大絶賛だった。
「結果的にアイス完成は24分30秒もかかってしまいましたが、『イッテQ』のロケとしては100点満点の絵面で、横田さんのガッツは誰もが認めるところでした。
さらに、もう1つのロケである“滝でバター”でも、横田さんはさらに活躍を見せていました」(前同)
生クリームをペットボトルに入れてよく振るとバターが作れる、という製法を発展させて、番組では、出川と横田が左右から引っ張り、滝の水圧で上下に揺れるという装置を作成。ここに生クリームを入れて2人で滝に入る、という荒行に臨んだのだが、その場所は高さ30mの平家の滝。水温は15度という過酷そのものの状況だった。
「滝の水圧のあまりの痛さと寒さに、2人は10分ほどで火を焚いて休憩しましたが、ここでも横田は“ダイヤモンド”を垂らして必死に頑張っていました。しかも、この現場にはあの『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK)のクルーも参加していたことが明らかになったんです」(前同)
休憩中にスタッフが出川に「人類初のチャレンジなんで……」と声をかけると、出川が「人類初? 惹かれるねぇ、そのワード」と口にし笑顔を見せたのだが、ここで『イッテQ』は『プロフェッショナル』のパロディ演出を行いながら「このロケにもNHKが同行!」「果たしてこれが、NHKでどう放送されるかは謎」と解説したのだ。