■『カメ止め』監督にとって唯一の「食事に誘ってくれた人」

 後日、知らない番号からかかってきた電話に香取が出ると山本が「土方歳三(山本が演じた役)だ……」と告げたという。当然ながら、激怒した香取は1か月間にわたって口を聞かなかったものの、最終的に香取が根負けし、山本を「親友」と認定。

 山本が堀北と結婚した際は『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)で「オレの山本耕史をよろしくお願いします!」と、祝福のメッセージを送ったり、山本も16年の『あさイチ』(NHK)で、「人生において命がけで口説いたのは堀北真希と香取慎吾の二人だけ」と話したりと、「相思相愛」の関係となった。

「この2人が群を抜いて有名ですが、上白石萌音さん(24)や、『カメラを止めるな!』に主演して一気に知名度を上げた濱津隆之さん(40)に関する話を聞いても、やはり山本さんのコミュ力の高さがわかります」(前出の女性誌記者)

 上白石の場合、19年の映画『カツベン!』や『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で共演した結果、家族と親しくなり、「LINEのグループで、ご両親とも一緒」と『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で明かしているほか、今年映画『KAPPEI』で共演した妹の上白石萌歌(22)も、

「山本耕史さんとは、なぜかウチの父も交流があってーー家族ぐるみで仲良くしていただいてるんですけど」

 と映画のパンフレットでコメント。

 一方の濱津は、21年4月1日放送の『アカデミーナイトG』(TBS系)にて「芸能人の友達がほぼゼロ」としたうえで、

「食事に誘っていただいたことがあるのは、山本耕史さん。連絡先聞いてくれて、交換して、食事に誘っていただいたのが唯一」

 と語っている。

「有無を言わせず、相手との距離を詰めるのが本当にうまいんでしょうね。山本さん自身も香取さんに“ストーカー”と評されており、アウトな部分もありますが、常人ではNGなケースでも、ギリギリ許される稀有な存在、ということですね。そういう意味でも、山本さんがメフィラスを演じたのは、大変なハマリ役だったもかもしれません(笑)」(前出の特撮ライター)

『シン・ウルトラマン』『鎌倉殿』以外でも、頭のキレる役を演じる機会が多いだけに、「山本耕史と名乗っている俳優の正体がメフィラス」という逆説まで、ファンの間で唱えられている山本。これからもさらなる活躍に期待したいー-。

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