■元恋人も「デップのDV疑惑」の悪評を一蹴

「ハードが顔のあざを隠すために使っていた、と証言したコスメグッズが、当時未発売だったことをメーカーが指摘したり、ハードが“人権団体と子供病院に寄付する”と離婚時に公言していた慰謝料の700万ドルが、一部しか寄付されていなかった、といった事実が明らかになりました。さらに、デップには元恋人の援護もありましたね」

 ハードが「妹を階段から突き落とそうとしたためデップの顔面を殴ったことがあった」と証言した際に「以前2人の人から、かつてジョニーが恋人を階段から突き落としたと聞いたことがある。(恋人とは)ケイト・モスだったと思う」と、ジョニーが過去に交際していたイギリスのファッションモデル、ケイト・モス(48)の名を出したのだが、これにケイト本人が証人としてリモート出廷し、

「雨が降っていた。私は滑って階段から落ち背中を痛めた。何が起きたのかわからず痛みに叫び声を上げた。ジョニーは私を助けるために走って戻ってきてくれた。部屋まで私を運び、治療してくれた」

「ジョニーが私を突いたり蹴ったり、投げたりして階段から落としたことは一度もない」

 と疑惑を完全否定。

「極めつけは、デップの“ハードに瓶を投げつけられた”という証言を裏付ける、ハードが“ジョニー・デップがDVされてると言っても世間は信じない”と発言をしていた録音も流れました。こうした証拠や証言の数々もあって、今回のデップの勝訴という結論になったと思われます」

 なお、デップは5月27日に最終弁論を終えてから29日にイギリスへ向かい、友人でシンガーのジェフ・ベックのコンサートにサプライズ出演。結審後に、法廷には姿を見せていない。

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