■安住紳一郎アナにはできない“禁断一手”
『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』の世帯視聴率は４％台を推移。一方、同時間帯の『めざましテレビ』（フジテレビ系）、『ＺＩＰ！』（日本テレビ系）、『グッド！モーニング』（テレビ朝日系）は７～８％台をマークしており、３ポイント以上も引き離されている。
「『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』はテレビ各局が重視している１３～４９歳のコア視聴率もまだまだで、１％中盤から後半ですから、制作サイドにはなんとか数字を上げていきたいという強い思いがあるでしょう。そんななか、７月からは香川さんが極めて重要な役を演じる『六本木クラス』がスタートします。そして、木曜夜のドラマの内容を、金曜朝の香川さんがタイミング良く“受ける”ことができるわけです。
局アナの安住アナには、ライバル局の番組の宣伝になるようなことはできないはず。『六本木クラス』が話題になれば、その裏でやっているＴＢＳの番組が割りを食って、会社に不利益をもたらす可能性もありますからね。
ただ外部の、しかも“俳優キャスター”の香川さんであれば、ある程度は大目に見てもらえるのではと。香川さんが『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』で“『六本木クラス』受け”をすれば、『六本木クラス』も話題になるでしょうが、金曜の『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』も大注目を集めることになるわけです。基本的に他局に利するようなことはタブーとされていますが、『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』の数字を考えると背に腹は代えられないというところもあるのではないでしょうか。
『六本木クラス』が香川さんの超濃厚な演技で爆発的な話題作となれば、それを受けて金曜日の朝に香川さんがなんと言うか、かなり注目を集めることになるでしょうね」（前出の制作会社関係者）
開始から８か月、まだまだ苦戦中の『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』を盛り上げるため、制作サイドと香川は“禁断の視聴率向上策”に手を出そうとしているのだろうか――。
