■低迷『スッキリ』が秋以降も継続のワケ
5月31日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、小学校の「さん付け」指導について特集。ジェンダー的な視点やいじめの防止を目的として、小学校ではあだ名を禁止して「さん付け」を指導するようになっていると伝えた。
これに加藤は「間違っちゃいけないのは“あだ名”というものがダメなんじゃなくて、“相手が嫌がるあだ名”というものがダメなんだよね」とし「ここを分けないで平たくしてしまうと、良いものもつぶしてしまう部分はあるなって僕は思うんですよ」とコメントした。
視聴者からは「その通り、悪意のあるものを裁かないとね。一律やったとしても抜本的な解決策にはなるまい」「加藤浩次の言う通り。相手が嫌がるあだ名だけを禁止すればいいのに、一律に禁止にしたら、取捨選択とか出来なくなるよ」といったコメントがSNSに寄せられた。
「SNSにコーチの暴力動画がアップされ拡散した秀岳館高サッカー部の段原一詞監督(当時)の“ウソ”に激怒する場面もありましたが、一連の加藤さんの言動に共感の声が殺到したことも記憶に新しいですよね。
これだけ加藤さんが乗りに乗っているのは、『スッキリ』が秋以降も放送が続くことになったからだともささやかれています。番組は10月で終了するのではという噂もあったのですが、どうやら延命することが決まったようなんです。
17年目に突入した『スッキリ』にはマンネリ化も指摘されていましたし、数年前と比べると視聴率も勢いも落ちていましたからね」(前出の制作会社関係者)
2~3年前には世帯視聴率8%前後を取っていた『スッキリ』だが、ここ最近の世帯視聴率は5%台を推移し、6%に達することは滅多にない。同時間帯では『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の世帯は10%前後でトップ。『めざまし8』(フジテレビ系)は世帯4%後半から5%と『スッキリ』と並ぶ日も少なくない。
「テレビ各局が重視している13~49歳のコア視聴率では『スッキリ』が2%中盤で、同時間帯ではトップではあるんですが、やはり全盛期の勢いは感じられません。さまざまな放送事故もありましたし、そうしたこともあって『スッキリ』の打ち切り説が関係者の間でささやかれていました。しかし、どうやら延命が決まったと。
加藤さんに“言葉の力”があるというのも理由の1つでしょう。しかし、それ以上に『スッキリ』の9時台の存在が大きいと言われていますね」(前同)