■フジ内部からも「もう打ち切ったほうがいい」の声

 3時間の生放送の『ポップUP!』は100人体制で作られているというが、業界の常識から考えるとかなり過酷な環境だという。しかし、予算の関係でスタッフを増員する余裕もないようだ。

「今回のA氏の自殺未遂の件を受け、局内の方々から“もう番組を打ち切ったほうがいい”という声も出ているそうです。パワハラ疑惑や職場環境を巡るトラブルが相次ぎ、加えて数字は絶望的なわけですからね」(前出の制作会社関係者)

 SNSには「坂上さんのバイキングが終わってから昼に見る番組なくて。ポップUPは正直ピンこない……」「ポップUPが絶望的に面白くないせいでバイキングが恋しくなっちゃっうんだけど」「新ポップUP、新しい番組、全然面白くない、辞めた方がいいですよ、坂上さん出て来てください、お願いします」といった声も少なくない。

「前番組の『バイキングMORE』は、MCの坂上忍さん(55)の高額ギャラがネックとなって終わったと言われています。坂上さんの『バイキング』の1本あたりのギャラは、最終的には120万円だったとささやかれています。単純計算すると、年間で約3億円ですからね。

 ただ、代わって始まった『ポップUP!』は世帯視聴率1~2%と、最終回前は4~5%取っていた『バイキング』に比べても圧倒的に低い。加えてあまりにも深刻なトラブルが続出ですからね。

 坂上さんを切って3億円は浮いたのかもしれませんが、『ポップUP!』はそれ以上の損害をフジテレビに与えているとも言えそうです」(前同)

 今回、パワハラ疑惑を報じられたX氏は、すでにチーフプロデューサーの座を降りているという。局を揺るがす問題噴出の『ポップUP!』。短命番組に終わってしまうのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4