■“ライバル”たちが次々と消えるワケ

 4つ目の理由は、竜星は、4代目相棒の反町、そして5代目相棒候補として名前が報じられた福士と同じ事務所に所属していることだと、前出の芸能プロ関係者は話す。

「前任の反町さんや、5代目相棒候補として名が挙がっている福士さんのことを考えると、同プロダクションは主演の水谷さん含めて『相棒』制作陣に深く食い込んでいるのは明らか。同じ事務所の竜星さんが候補に上るのは、自然な流れでしょうね。

 また、通常『相棒』の撮影は毎年8月から3月にかけて行なれ、その撮影期間は約7か月にも及びます。実は、噂として上がっている相棒候補たちは、すでにスケジュール的に難しいことが分かっています。これが竜星さんが5代目相棒になり得る5つ目の理由です」

 複数のメディアの報道で、5代目相棒候補に名前が挙がっていた町田啓太(31)は、7月からスタートする水曜22時開始の連続ドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)で主演を務めることがわかっている。また、山崎育三郎は10月からミュージカル『エリザベート』に出演。尾上松也のスケジュールは発表されていないが、本業が歌舞伎役者のため、『相棒』の7か月に及ぶ撮影に何年にもわたって参加するのは難しいだろう。

「福士さんは、イケメン俳優として知られた存在ではありますが、まだまだ実績面では不足しているのではないでしょうか。そうした報道もちらほら見られますよね。また、田中圭さん(37)も5代目相棒候補として挙がっていましたが、すでに彼は『相棒』でサイバー犯罪捜査官の岩月彬を演じています。

 水谷さんは今年の7月で70歳を迎える。見た目も含めまだまだお若いですが、老いて、過去のイメージを壊してまで杉下右京を演じ続けないでしょう。だから、5代目相棒が『相棒』シリーズの“最後の相棒”になるのでは、という見方が強い。

 だとすれば、すでに同ドラマに出演している田中さんが演じるキャラを“配置転換”させ、5代目相棒にするという、あまりにも視聴者にとってサプライズ感がないことは、しないのではないでしょうか」(前同)

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