■『土曜スタジオパーク』の呪い

 6月11日に放送された『土曜スタジオパーク』では、上白石は歌子の心に残っているシーンとして放課後の音楽室で歌っているシーンや、片桐はいり(59)演じる音楽教師の下地から「歌うことをやめてはいけない」と激励されたシーンを挙げ、和やかに歌子について語っていたのだが……。

「NHKの看板ドラマである朝ドラの出演者は、たびたび『土曜スタジオパーク』のゲストとして登場します。しかし、ここにはあるジンクスが。記憶に新しいところでは、2021年度後期の朝ドラ、『カムカムエヴリバディ』(以下『カムカム』)では、ドラマ本編から“退場前”に演者が『土曜スタジオパーク』に出演するパターンが多く見られているんです」(前出のテレビ誌編集者)

『カムカムエヴリバディ』の1人目のヒロイン、橘安子を演じた上白石萌音(24)は、2021年12月11日に『スタジオぱパーク』に出演。同年12月23日ごろから2人目のヒロイン、深津絵里(49)演じる雉真るいの物語にバトンタッチしてからは、川栄李奈(27)演じる3人目のヒロイン、大月ひなたの物語で幕を閉じた最終週まで出番がなかった。

 そして、安子の夫・雉真稔を演じたSixTONES松村北斗(26)も、2021年11月13日に出演、その5日後の11月18日放送の第14話で稔は出征、11月26日放送の第20話で安子の元に稔の訃報が届いている。

 るいの就職先だったクリーニング店の竹村夫妻を演じた濱田マリ(53)と村田雄浩(62)は今年1月22日に出演、1月26日放送の第60話でるいがオダギリジョー(46)演じる大月錠一郎と結婚、京都に引っ越してからは最終週まで登場しなかった。

「NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』に出演していた佐藤浩市(61)と菅田将暉(29)は『土曜スタジオパーク』に出演した翌日の放送で死亡、作中から姿を消しました。

 100%死ぬわけではないにせよ、『カムカム』など朝ドラの例も含めて考えると、作中で何かしらの転機が訪れる前に『土曜スタジオパーク』に出演することが多い。歌子も退場、あるいは長期離脱となってしまう“『土曜スタジオパーク』の呪い”が発動する可能性が高いんですよね」(前同)

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