■握り箸はヒロイン暢子の“キャラ作り”!?

 暢子の箸使いについて、「制作陣が黒島さんにきちんと指導をしていないのではないでしょうか」と前出のテレビ誌編集者は語る。

「箸を正しく使うとき親指は添える程度で、人差し指と中指がメインで上の箸を動かし、下のお箸は動きません。“暢子”のキャラ作りで握り箸をさせるということは考えづらいので、視聴者からブーイングが上がってしまっている暢子の箸の使い方は、おそらく黒島さんの癖だと考えられる。

 ですが、彼女が過去に出演したドラマ『行列の女神~らーめん才遊記~』(テレビ東京系)や、ファッション誌『mini』でお弁当を食べている写真ではそうしたことはなかった。つまり、過去の作品では指摘が入り、矯正されていた橋の持ち方の癖が、『ちむどんどん』の撮影現場ではスルーされているのでは、と考えられます」

 NHKドラマ・ガイド『ちむどんどん Part1』(NHK出版)には、ヒロインの黒島、脚本家の羽原大介氏、制作統括の小林大児氏、演出チーフの木村隆文氏による座談会が収録されている。

 演出チーフの木村氏は〈僕にとって料理は『美味いか、不味いか』ではなく『食べられるか、食べられないか』。そういうレベルなのに、なぜか料理にまつわる作品に縁があり、朝ドラ『ごちそうさん』の演出も担当しました。映像では味も匂いも伝わらないけど、どうおいしく見せるか、役者さんのおいしそうな表情をいかに捉えるか、日々試行錯誤しています〉と明かしている。

 だが、視聴者からは、「暢子、箸をちゃんと持って」「暢子、頼むからお箸親指立てて持ったり、握り箸しないで。見苦しい」「暢子の箸の持ち方はどうにかならないかね」「子供の暢子は箸ちゃんと持てたのにな…大人になってから下手になったよな」と、黒島演じる暢子の箸の持ち方について、厳しい指摘が相次いでSNSに投稿されてしまっているのだ。

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