■“非吉本”の本命はオードリー・若林正恭か

 前出の放送作家が続ける。

「“非吉本”では、そのNON STYLEに最終決戦で敗れてM-1準優勝だったオードリー若林正恭さん(43)も、有力候補の1人になるのではないでしょうか。つい最近も松本さんと特番をやっていましたよね」

 6月11日、松本と若林がMCを務める『審査員長・松本人志』(TBS系)が放送された。同番組は2020年9月、2021年1月と4月にも放送され、そのいずれもが大きな反響を呼び、約1年ぶりに第4弾が放送された。

「若林さんは松本さんとも良い関係なわけです。加えて、オードリーのみならず、南海キャンディーズ山里亮太さん(45)と『たりないふたり』というユニットを組んで漫才に真摯に取り組んできました。

あちこちオードリー』(テレビ東京系)では、そうそうたるお笑い芸人たちを相手にお笑い論を展開し、『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)は、お笑いファンから絶大な支持を集めている若林さんは、適任ではないでしょうか。番組としては東のお笑いの人も入れたいでしょうしね」(前同)

“非吉本”の大穴では、アンタッチャブル柴田英嗣(46)も候補の1人だという。

「アンタッチャブルは『M-1』チャンピオンですし、コンビでの活動が復活してからは人気が爆発していて、特に柴田さんは多くの番組に出演。今、若い層に大人気ですからね。

 また、ノンスタ石田さんと並ぶ“正統派”の大穴では笑い飯哲夫さん(47)も、NSCの講師をやっていますから、ありえそうです。笑い飯といえば“ミスターM-1”や“M-1の申し子”とも呼ばれる存在ですからね。

 いずれにせよ『M-1』に挑戦する芸人と視聴者にも納得感のある人選になるんでしょうね」(同)

 今年の『M-1』は出場者のみならず、オール巨人と上沼という大会の歴史を彩ってきた審査員の後任人事にも大いに注目が集まっている。

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