■不仲説・高杢について言及した「チェッカーズ」誕生秘話

 ひとつめの発言は、フミヤがチェッカーズの誕生秘話を語った際に飛び出した。

「MCの加藤浩次さんが、中学時代にチェッカーズ・ブームが直撃した世代だったこともあり、番組冒頭からフミヤさんへの質問が止まりませんでした。前髪の一部を、顔の前に垂らす“チェッカーズカット”は誰が考案したのかという問いに対して、フミヤさんは、“YMOのテクノカットを作った、スタイリストの本多三記夫さん”と回答。

 続けて、“じゃあ、(チェッカーズは)大人のプロデュースで作られた?”と聞かれた際には、“チェッカーズは田舎(福岡県)で組んだバンドで、集団就職(で東京に来た)のようなものだから、そういう空気はあったね”と、フミヤさんは当時の秘話を赤裸々に語っていました」(前出の業界関係者)

 そして話題は、チェッカーズのアイコンだった、チェック柄衣装の誕生秘話に。そこで、不仲説が囁かれている、あるメンバーの名前が飛び出したのだ。

「フミヤさんは、“チェッカーズがアイドルになった一番の理由は、スタイリストが全身チェックを着せたことだと思う”と語りました。その言葉をきっかけに、番組ではチェッカーズのヒット曲“ジュリアに傷心”を、カバージャケットとともに放送。そのジャケットに映っている全身チェック姿のメンバーを見ながら、フミヤさんが、“(自分は)カッコイイじゃんと思った。ただ、『なんだこれ?』と思っているやつもいた(笑)”と、吐露しました。

 司会の加藤さんが、“メンバーの中で?誰が?”とつっこむと、“(自分たちのかつてのスタイルだった)リーゼントをしていたのは、ユージ(大土井裕二)とか、タカモク(高杢禎彦)とか”と、2人の名前を挙げたんです。

 実はタカモクこと高杢禎彦さん(たかもく・さだひこ=59)は、チェッカーズ解散後、2003年に自伝エッセー『チェッカーズ』(新潮社)を発表しており、その本の中で、フミヤさんを“銭ゲバ”のように評すなど、批判ととれる描写をたくさん書いています。それに対して、フミヤさんが“そこまでやるか…”と怒りをあらわにしたという報道もされたほど。以来、2人の不仲説が囁かれるようになりました。今回の放送で、フミヤさんが高杢さんの話題に触れたこと自体が、まさかの事態なんですよ」(前同)

 さらに番組が進むにつれ、藤井の口から”まさか”の発言が飛び出す。

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