■木村拓哉主演ドラマのコア視聴率は『マイファミリー』の半分
「世帯視聴率もそうですが、特に『未来への10カウント』はテレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率でも振るわず、大体2%台半ばといったところでした。嵐の二宮和也さん(39)主演の『マイファミリー』(TBS系)はコア4%後半から5%以上でしたから、その差は実に2倍。
綾瀬さんの『元彼の遺言状』も“綾瀬はるか×月9”ながらコア視聴率は2%台。期待外れのものとなってしまいました。
『未来への10カウント』は従来のキムタクファン、さらにはKing&Princeの高橋海人さん(23)などを起用し、若い層にも訴求しようとしましたが、ターゲットをしっかりと定めることができず、どっちつかずの内容になり、世帯もコアも振るわなかったと分析されています。
木村さんはアラフィフ、綾瀬さんはアラフォーです。2人は国民的スターではありますが、コア層への訴求力があるかと言うと難しい年齢層でもあるんです。加えて、『THE LEGEND & BUTTERFLY』は題材が時代劇ですからね……」(ワイドショー関係者)
前出の東映・手塚社長は映画について「2人の愛の物語」であり、「ボーイミーツガールの側面と、政略結婚のもどかしさがある夫婦愛、そして歴史ドラマでもあります」とコメントしている。
「ラブストーリー+時代劇という感じになるんでしょうが、時代劇は若者に興味を持ってもらいにくい題材ですよね。キンプリ、SnowMan、SixTONES、なにわ男子などの若手ジャニーズが出ても、“時代劇かぁ……”となってしまう恐れもある。
その時代劇で『THE LEGEND & BUTTERFLY』と、横文字のタイトルをつけているというのもターゲット不在というか、どこをターゲットにしているのかいまいちわかりにくいですよね。おそらく若い層に寄せていっているのでしょうが……。
そこに木村さんと綾瀬さんという国民的スターの2人、さらには超ヒットメーカーの古沢氏と大友監督を起用したわけです。一部の映画関係者からすると“各界の大物を集めました感”がにじみ出ている作品に見えてしまうんです」(前出の映画製作会社関係者)