■「絶叫」が報復対象?礼儀を重んじるメジャーリーグ

 また、22日の対ロイヤルズ戦でも気になるシーンが。この試合に、大谷は先発投手として出場。自身キャリアハイの1試合13奪三振を記録し、今季6勝目を上げたのだが……。

「エンゼルス連敗のまま突入した試合ということもあってか、この日の大谷のピッチングには鬼気迫るものがありました。8回計108球を投げたのですが、その間、大谷は再三マウンド上で雄たけびをあげていたんです。6回1死一塁の場面では、ロイヤルズの打者・ベニンテンディを二ゴロ併殺打で抑え、雄叫びと共にガッツポーズをきめて、マウンドを降りるシーンも見られました」(前出のスポーツ誌記者)

 この大谷の闘志あふれる姿に、日本のSNS上では、「カッコイイ!」、「吠え谷さんキター!」といった好意的なコメントが多く寄せられたのだが、アメリカのメジャーリーグでは、捉え方が少し異なるようだ。

「実は、メジャーリーグでは、感情をあらわにする行為は得策ではありません。この試合の大谷のような派手なガッツポーズは、“相手に敬意を払っていない”とみなされ、報復の対象になることもしばしばあるんです」(前同)

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