■横浜流星が演じるドイツサッカー選手の設定

 1話の時点では最初こそ自分を過大評価して楽観的だったのが追い詰められていき、スポーツマネジメント会社「ビクトリー」の受付で土下座をして反町隆史(48)演じる社長の高柳や周囲の社員たちに、

「5歳からサッカーしかやってないんです! そんな僕からサッカー取ったら、何にも……何も残らない!!」

 と人目もはばからず泣きながらすがりつく、という、とても見ていられないシーンもあった。

 ちなみにこの場面については、サッカーを知らない視聴者への説明も込めているのか、亮太郎(綾野)がコーチや解説者、元アスリートタレントなどの仕事に就けない理由をかなり具体的に説明しており、より一層「現実を見ろよ」という重い空気が伝わってきた、という声もある。

「『ビクトリー』の若手社員である芳根京子さん(25)、エース社員のNEWS増田貴久さん(35)、亮太郎の妻で元アナウンサーの榮倉奈々さん(34)、亮太郎の娘には『ちむどんどん』でも話題を呼んでいる子役の稲垣来泉ちゃん(11)など、わきを固める布陣も演技派ぞろい。実在の選手も多数登場するという点も、スポーツものとして楽しめました。

 ただ、事前情報なしのサプライズで登場した横浜流星さん(25)が、よくも悪くも話題になってしまったんですよね……」(スポーツ紙記者)

 横浜はサッカーのドイツのブンデスリーガで活躍している矢崎十志也(27)として登場。劇中のプロフィールは、

「高卒でプロ入り後にJリーグを代表するディフェンダーとして活躍し、16年にドイツリーグに移籍し、20年にリーグ優勝に貢献。18年からは日本代表メンバーに選ばれている。非公開だが、年俸は推定6億円」

 ということだった。これについては「どこかで聞いたような…」という声が上がりそうなキャラだった。

「20年に引退した“ウッチー”こと内田篤人さん(34)がモデル、と考えている視聴者が多いみたいですね。現役時代の内田選手は、やはりJリーグを経てドイツのブンデスリーガのシャルケ04で名ディフェンダーとして活躍し、“6億円”という数字は、鹿島アントラーズ退団時の内田の市場価値が500万ユーロ(約6億円)だったことを思い出します。イケメンぶりも同じく、ですね(笑)」(前同)

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