■山Pはジャニーズがピリつくほどの大活躍

 2020年10月にジャニーズ事務所を退所した山下だが、ハリウッド映画『Man From Toronto』のほか、日米共同制作のドラマシリーズ『TOKYO VICE』(WOWOW)に主要キャストとして出演。

 4月より放送された久しぶりの主演連ドラ『正直不動産』(NHK総合)も異例のヒットを記録。配信ドラマ『Drops of God/神の雫(仮)』(Hulu)も控えている。また、今年12月から世界配信される予定のNetflixドラマ『今際の国のアリス』シーズン2にも出演することが発表されたばかり。

 韓国の大ヒット映画『建築学概論』(2012)をリメイクするNetflix映画『恋に落ちた家』で山下が主演を務めることもアナウンスされていたが、「オリジナル版映画に敬意を表することを優先」するという理由で製作を中止することが発表された。

「これを受け、一部メディアでは“Netflixがジャニーズに忖度した可能性もある”としましたが、そんなことはないでしょう。ただ、たしかに山下さんはジャニーズ時代以上の大活躍。これをジャニーズサイドは面白く思っていないようで、かなりピリピリしているとか。現在、“辞めジャニ”の中でも、現役ジャニーズタレントとの“絶対共演NG”の筆頭と目されていますね。

 そうした事情があるため、令和版『クロサギ』の放送を前に、山下さん主演の平成版『クロサギ』はその存在すらなかったことにされるのでは、ともささやかれているんです」(前出の制作会社関係者)

 しかし、『クロサギ』を“継承”する平野は、その山下に憧れ、尊敬していると明かしていた。また、かつて2人は同じマンションに住んでいたという。

「そんな、憧れの先輩・山下さんのイメージが強く残る『クロサギ』の新作で主演を張るというのは、平野さんにとってはかなりのプレッシャーでしょうし、オファーが舞い込んだ際には本人も青天の霹靂だったようで、かなり驚いたそうです。

 前作を見ていた世代からすれば『クロサギ』と言えば山下さん。平野さんも演じるからにはそれを上回る、山下さんイメージを払拭するものにしなければならないという思いは強いはず。尊敬する山Pが見て“良かったよ”と言ってもらえるぐらいのドラマになるよう気合い十分なのではないでしょうか。同時に重圧も感じているはずです」(前同)

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