■NHK&民放キー局が「ガーシー議員誕生」に戦々恐々のワケ

 東谷氏はこれまで、綾野剛(40)を徹底攻撃。女性関係、酒癖の悪さ、暴行疑惑、未成年女性との疑惑などを暴露してきた。さらに綾野が主演を務める『オールドルーキー』(TBS系)の出演者、スポンサー、そしてドラマを放送するTBSに対する批判も展開している。

「テレビ各局が恐れているのは、そうした自局の番組や出演者への攻撃にとどまりません。東谷氏が当選し、参院の通信や放送にかかわる法案を審議する総務委員会に加わった際には、これまでYouTubeで主張していた“テレビの闇を暴いていく”というのを国政で展開する可能性があるわけです。

 NHK党の立花孝志党首(54)が主張する“NHKをぶっ壊す! 既得権益をぶっ壊す!”ということも含め、“報じられるべきことが報じられていない、圧力や忖度によって真実が闇に葬られている”といったことを委員会でも主張、提起することが考えられるわけです。

 ただでさえ受信料のあり方が問題視されているNHKを含め、現状のテレビ各局には“問題がある”という見方もあるなかで、“東谷議員”が声高に叫べば、非常にややこしいことになるとテレビ関係者は恐れているといいますね」(前出の夕刊紙記者)

 東谷氏はドバイに滞在してリモートで活動しており、当選しても帰国しないと明言していた。しかし、選挙戦が本格スタートした際には「爪痕どころか“噛み痕”を残す。できる限りのことをする。受かって、日本に戻って、各都道府県で打ち上げパーティをしたい」と帰国する可能性も示唆。

「当選したとしても、海外在住のままで国会への欠席を続ければ、批判が殺到して辞職勧告がなされるだろうという見方もありました。

 しかし、ここにきて東谷氏は帰国を示唆し、“できる限りのことをする”とまで言っている。当選すれば、国会議員として彼が考える“やるべきこと”をやるつもりのようなんです。共同通信を始め実際に当選の可能性がささやかれるようになった今、テレビ局関係者は非常に戦々恐々としているようですよ」(前同)

 “参議院議員・ガーシー”が誕生すれば、芸能界のみならず、マスコミ、政財界を巻き込む事態に発展していくになりそうだ。

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